俺が高校球児だった頃の話だ。練習試合中、ショートを守っていた俺はイレギュラーした打球が股間に当たり、ぐったりとしてベンチに下がった。野球経験者ならわかると思うが、硬球が股間に当たることほど痛いものはない。俺はベンチで悶絶していた。
すると、3人いるマネージャーの1人、同級生の涼子が心配そうに声をかけてきた。涼子は3人の中でも元気で明るいキャラで、マネージャーの中でもリーダー的存在だ。少し日に焼けた顔は可愛いが、胸は小さい。
「俺君、大丈夫?氷持ってきたから、冷やした方がいいよ」
涼子の心遣いはありがたかったものの、痛い場所が痛い場所なだけに、ついつい強がって何ともないフリをしてしまった。
「ありがとう。でも大丈夫だよ」